自分を大事にして傷つきたくない。そう思うから不安になるんだよ。

fredstar772008-05-23

企画展 「岡本太郎 立体に挑む ―造形のなぞにせまる―」を開催中ということで、川崎にある岡本太郎美術館へ行ってきました。
車で出かけるたびにNAVIが搭載されていないので、いつも不安に苛まれますが最終的には勘で何とかなるので今回もその方向で行ってきました。



生田緑地公園の駐車場に止めて、緩やかなカーブを曲がって登ると「母の塔」が見えてくる。「太郎さんは、とんでもないのを作るなぁ」と改めて実感。美術館に着いたのが丁度11時頃だった為、「カフェテリアTARO」で早めの昼食をとり入場。
太郎さんは、作品を売らない人だったのでかなりの作品がこの川崎市岡本太郎美術館でみれます。
まずは「手の椅子」がお出迎え。チケットを購入し、スタンプラリーがあったのでついでに押して常設展へ。
油絵は「森の掟」や「リョウラン」「千手」「愛撫」他代表的な作品が多く見れる。
全てのものに黒い縁を描くことにより背景に溶け込ませない漫画的な手法がとても面白い。
「今日の芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」という言葉を改めて確信。
そして造形へ。「太陽の搭」「坐ることを拒む椅子」「マスク」等代表的な作品がずっと続く。
で、やっぱり思うのが「河童」と「ノン」、「乙女の像」と「平和を呼ぶ」、「若い泉」と「午後の日」、「動物」と「犬の植木鉢」と作品がかなり似ているのにタイトルが全然違うって事。多分あんまり考えずに勢いと情熱で作っているのだろうなと感じた。
天才と凡人の狭間にいた太郎さんの苦悩か?
そしてショップで、グッズを大量購入。
「この後、どうしようか」と考えていたら、入り口でスタンプラリーを押したことにより次のハンコを目指すことに。



ということで、一路「大山街道ふるさと館」へ。ここではスタンプを押すだけで岡本かの子文学碑はちょっと遠いため次へ。
川崎市市民ミュージアム」「とどろきアリーナ」と周り、次々とスタンプを押して残りは青山の一個のみ。
まぁいいや。いっちゃえ!ということで、青山の「岡本太郎記念館」へ。
地図も無く、もちろんナビも無くよく着いたなぁと自分に感心しながら、やっぱりカンだけで何とかなるものだとつくづく感じた。
自宅を改装した記念館で、アトリエの中にある「明日の神話」を見る。



4、5年前に著書「自分の中に毒を持て」を読んで、作品と言葉、全身を投げ打つ生き方に大きな感銘を受けた。
太郎さんのように生きられるだろうか?少しでも近づけたらいいなと今は思います。


「ところで一般に「爆発」というと、ドカンと大きな音が響いて、物が飛び散り、周囲を破壊して、人々を血みどろにさせたり、イメージは不吉でおどろおどろしい。が、ぼくの言う「爆発」はまったく違う。音もしない。物も飛び散らない。
全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーっとひらくこと。それが「爆発」だ。
人生は本来、瞬間々々に、無償、無目的に爆発しつづけるべきだ。
いのちの本当のあり方だ」


  • タイトル変えました。やっぱりそのままは、申し訳ない気がしたので。




今回の一曲
久しぶりに見てやっぱり面白かった。
これぞYOUTUBE発な、お金をかけなくても面白いPVが作れることを証明した。
OK GO「Here It Goes Again」