このあいまいさは、正確なあいまいさだ。

□女性の理想像と男性の理想像
僕は酔っ払っているときに恋愛論を聞かれたら、「男性の理想像は男性向け漫画を、女性の理想像は女性向け漫画を見ればわかる」と言うことが多い。
まずは男性の理想像。
一番参考になると思うのが恋愛漫画なのだが、全てのヒロインは大体総じて「男にとって都合のいい女性」となる。まず代表的なのが「うる星やつらラムちゃん(古い?)」。どんなに冴えない主人公にも、なぜか近づいてくる綺麗(可愛い、スタイルの良い)でちょっとエッチな女の子。適度に主人公を惑わして振り回したり、どんなに周りの女性に目移りしてもやきもち焼きながら絶対に嫌いならないし、いざとなったら必死になって主人公のために健気にがんばる。たまに弱いところを見せて守らなければならない存在でもある。クールなイメージの峰不二子だってこれに当てはまる部分が多い都合のよい女性です。どんなに優秀で独立したミステリアスな女性であっても、いざとなると弱くて(ヒロインだから当たり前なんだけど・・・)結局ルパンに助けてもらうことが多いのです。女性の趣味嗜好はいろいろあると思いますが、ほとんどに当てはまる事項となっている。自分を好きになる一人(多数)の女性に、全ての要素(恋人、母性、姉、妹、友人他)を求める傾向がある。
女性が読むと「こんなのいねーよ!」と思うかもしれませんが、これが理想像。でもオタクな女性はこれをなぜか理解するとも考えてます。
次に女性の理想像とはなにか?
僕の少ない知識で言わせてもらえば、「ときめきトゥナイト」の真壁俊と「はいからさんが通る」の伊集院忍(古い?)。
ちょっと不良っぽくて口が悪くて素っ気無いけど、いざとなったらすごくやさしくて頼りになる真壁君と育ちが良くお金持ちでありながらも、やさしくて頼りになる伊集院。
ちなみに二人とも喧嘩が強い。大体主人公がどんなトラブルに巻きこまれても(それが主人公のミスだったとしても)何も言わずに優しく抱擁し助けて(支えて)くれる強い男性。「セーラームーン」のタキシード仮面なんかもその傾向の高い顕著な存在。女性にとってどんなときでも味方となって助けてくれる頼りになる(信頼できる)存在です。
結局、理想像は男女とも自分たちにとって都合が良い存在なのです。
ちなみに少女マンガをよく読んでいる(た)女性ほど恋愛脳だと思ってます。生活に恋愛を重点に考えている人が少女マンガをよく読み、兄弟がいて小さいころから少年漫画やゲームで遊んでいた女性ほど恋愛の比率が少ない。僕はこれを少女マンガの弊害と思って警鐘をならしたいと思っているのですが、まぁ子供ができたらなるべく見せないようにするぐらいしかできませんけど・・・。




インターネットもテレビもないとよくもわるくも情報が無いため、こういうことばっかり考えてました。まぁ。暇だからって言うのが前提なんですけどね。


□あまりにも暇なので久しぶりに現行の漫画「宇宙兄弟」を買いました。これがすごく面白かった。(他に現行で買ってる漫画は「3月のライオン」のみ)

内容は、ふたつのスピカの青年版。幼少時代にUFOを見て宇宙を目指そうと誓い合った兄弟。それから時は流れ、兄は車の開発会社に勤めていたが上司を殴って首に。一方弟は約束どおり宇宙飛行士に。弟との約束を果たすために兄も宇宙を目指す、というのが話のあらすじ。兄弟という設定をうまく生かし、弟が兄より先に進んでしまっているという描写をうまく使い、兄のキャラを3枚目にすることによって親近感をもたせ感情移入しやすくしているし、とことどころ出てくる宇宙の話はとても魅力的だ。もともと宇宙物が好きで「プラネテス」や「ふたつのスピカ」を好んで読んでいたのですが、本当に宇宙には夢が良く似合う。地球の引力から抜け出すには、第2宇宙速度以上のパワーが必要だ。それはとてつもない力だからこそ、そこに込められる想いはベクトルがしっかりしたとても大きくぶれのないものでなければいけないのだと。


それでは今回は2曲
WORLD HAPPINESS 2009いきたかった・・・。
pupa - ANYWHERE

LOV / 高野寛